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女性専門 健美鍼灸院

豆知識

食養生という考え方は、中国では何千年という古い歴史があります。

  からだを温めるもの 体を冷やすもの
魚介類 アナゴ、うなぎ、ドジョウ アサリ、しじみ、サザエ、カニ
肉類
野菜類 しょうが、しそ、ニラ、にんにく、ネギ、
カボチャ
なす、トマト、せり、きゅうり、大根
果実類 ナツメ、栗 スイカ、ニガウリ

このように、食材は体を温めるものと、冷やすものに分かれています。もちろん、温めるものと冷やすもの、どちらにも属さない「平性」の食べ物もたくさんあります。

例えば、牛肉や豚肉などが「平性」です。

中国の薬粥の考え方は、漢方薬と同じです。例えば、体の中に熱がこもっていて、どちらかというと暑がりの人には体を冷やすような食べ物、逆にいつも寒がっていて、青白い顔をしている人には温めるような食べ物を提供します。体質の歪みを見つけて、これを是正するような食事を考えるのです。


食物で風邪を直す

ネギ、ショウガ、ニラ雑炊、クズ湯、番茶
万病のもとになる風邪は、早期のうちに治すことが必要です。身近な食物を利用して治す民間療法について考えてみましょう。
 
まずショウガとネギを利用する方法です。ショウガはジンゲペリン、ジンゲロンなどの成分を含んでいて、芳香健胃剤として用いるだけでなく、血行を促進して体を温める作用をもっています。
 
一方、ネギは、その白い部分を葱白(ソウハク)と呼び、殺菌力をもつ精油を含み、発汗解熱、キョ痰、利尿の働きがあります。

ショウガ6グラムと1本分のネギの白い部分を刻み、350ccの水を加えて10分間煮騰、この煎汁を用いてスープや粥を作り、熱いうちに服用します。直接砂糖を入れて飲んでも結構です。煎じるのが面倒な人は、ショウガ6グラム分のおしろ汁に熱湯を注ぎ、これに蜂蜜と大根おろしを加えて服用するのもいいでしょう。
 
ミカンの皮の乾燥物を陳皮と予備、芳香健胃、発汗解熱剤としての働きを持っています。風邪の場合は生皮でもよく、3個分の皮にコップ3杯の水を加えて煎じ、蜂蜜、砂糖を加えて飲みます。
 
早期の風邪治療の食物としては、ニラ雑炊もよく効きます。ニラはアリルスルフィトという硫黄化合物を含み、強い殺菌力と体を温める効用をもっています。ニラをたくさん入れて作った味噌汁に、ご飯を入れて雑炊を作り、これにショウガ汁をたっぷりすり込んで食べます。
 
また熱いクズ湯もよく利用されますが、このときショウガのおろし汁、サンショウの実、にんにくのおろし汁などを加えると一層効果が高まります。卵酒なども、ショウガ汁と細かく刻んだ白葱を加え、それにレモン汁をたらすと効力が一段と増強されます。咽が痛み、堰がではじめたら、番茶のうがいを何回も繰り返してください。ふくまれる茶タンニンが、炎症を沈め、殺菌効果をもたらしてくれます。
 
ニンニクの強い殺菌力を利用して、そのおろし汁を水で2〜3倍に薄め、脱脂綿に浸して、箸で挟んで喉に塗るのも効果的です。また、ギンナンの実、約10グラムを煮て蜂蜜、水飴をたっぷりかけて食べると、見事に咳を鎮め、痰を切る効果を上げる事ができます。


美容風呂

イチジクの葉やアロエが、みずみずしい肌をつくる
美容風呂には柑橘類の皮以外に、イチジクの葉を利用も効果的です。イチジクの葉1枚分をカットして、布袋に詰め、風呂に入れます。葉に含まれる乳液中の「プロテアーゼ」、「フイシン」という強力な蛋白消化酵素が働いて、石鹸では落ちない、肌の毛穴にたまった蛋白性の汚れを取り除いて、見違えるような清浄な肌を作ってくれます。

またイチジクの葉に含まれる「タンニン」には強い消炎、収斂作用があり、痔の出血を止め、傷口を回復してくれます。特にイボ痔の人には、この風呂の利用をお薦めします。

またアロエの葉を切って、中のゼリー部分10グラムを取出し、風呂に入れると、アロエに含まれる素晴らしい保水性をもったアロエマンナン系の多糖類が働いて、みずみずしい、つややかな皮膚を作ってくれます。

あせも、おしめかぶれ、床づれなどの治療には、モモの葉、ビワの葉を4〜5枚入れた風呂がいいでしょう。これらの葉に含まれる「フラボン」「アミグダリン」といった成分が炎症を鎮め、殺菌作用、皮膚細胞の活性をもたらしてくれます。


昆布(コンブ)

肌や髪のつやを増し、美容に最適
コンブは、6世紀初めの天正天皇の御代に、すでに採られていたと「続日本紀」に記録されており、日本人にはなじみの深い食物です。奈良時代には、広い布を拡げたように海中にゆらめいているので、広布と書いてヒロメと呼ばれていたようです。メというのは布のことで、夷(えびす)の住む蝦夷地(北海道)で採れる布のような海草ということで、エビスメとも言われました。
 
コンブと呼ばれるようになったのは、平安時代になってからです。面白いことに、中国でコンブというと、わかめをさし、コンブのことは海帯(カイタイ)といいます。海の帯とはうまく言ったものですね。欧米では、タング、ケルプなどと呼び、アジア諸国と違って、ほとんど食用にはせず、ヨードやアルギン酸などの製造原料や家畜の飼料、肥料などに使われています。
 
コンブは褐藻類に属する海藻ですが、決して1種類だけでなく、日本産だけでもマコンブ、リシリコンブなど27種類もあります。
 
その成分として、旨味を付けるグルタミン酸や、粘りをつけるアルギン酸を含むとともに、甲状腺の肥大を防いで分泌をうながし、骨の発達を促進するヨードや、小便の出を良くするカリウムを含んでいます。また、歯や骨の発育になくてはならないカルシウム、そしてビタミン類や繊維なども豊富に含んでいます。
したがって、便秘を解消し、血圧を正常化し、肌や髪のつやを良くする効用をもっているため、御婦人の美容には最適の食物の一つといえましょう。
特に妊産婦には、利尿を促進して、むくみをとり、胎児にはカルシウムの補給をしてくれますので、ぜひ食べさせてほしい食物です。
 
干し昆布の表面に付く白い粉は、マンニットという甘味成分で、口内の炎症を鎮め、喉の荒れを治してくれます。干し柿の白い粉も同じもので、コンブと柿という全く違った食物から、干すことにより同じ成分がふき出し、ともに声を良くする作用をもつのは、面白いことです。


がん予防8か条
@ たばこを吸う人は禁煙。吸わない人を他人のたばこの煙を可能な限り避ける。
A 適度な飲酒。具体的には、日本酒換算で、1日1合(ビールで大瓶1本)程度以内。飲まない人は、無理に飲まない。
B 野菜・果物を少なくとも、1日400gとるようにする。例えば、野菜は、毎食。果物は、毎日。
C 塩蔵食品・塩分の摂取は最小限。具体的には、食塩として10g未満。塩からや、練りうになどの高塩分食品は、週に1回以内。
D 定期的な運動の継続、例えば、ほぼ毎日60分程度の歩行などの適度な運動。週に1回程度は、汗をかくような激しい運動。
E

成人期の体重を維持。(太り過ぎない、痩せすぎない)具体的には、BMI27を超さない。20を下回らない。
BMI=体重(kg)÷身長(m)2

F 熱い飲食物は、最小限。例えば、熱い飲料は、冷ましてから飲む。
G 肝炎ウィルス感染の有無を知り、その治療(感染者)や予防(未感染者)の措置をとる。
  国立がんセンターによる

西瓜(スイカ)

尿の出を良くし、腎臓病を改善し、ほてりを取る
スイカは、熱帯アフリカ原産のウリ科の植物で、すでに4000年前のエジプトの壁面に書かれているという古い植物です。日本へは中国を経て戦国時代末期に入り、江戸時代の初期に定着しました。シルクロードを通って西の方から渡来した瓜ということで西瓜の名がついたといわれています。

スイカにはミネラル、ことにカリウムが多量に含まれ、尿の出をよくしてむくみをとり、含まれる果糖とともに腎臓病の改善に役立つ食効をもたらします。

昔は西瓜の果汁を布で搾って採り、これをとろ火で良くかき混ぜながら煮詰め、トロッとしたエキスを作り西瓜糖と名付けて、腎臓病の薬によく用いられたものです。また、清熱作用といって、外熱の熱気で亢進し過ぎた体の代謝機能を正常にもどし、余分なほてりを取ってくれ、暑熱あたりを防いでくれます。そして病気の高熱時にも果汁は解熱作用を助けます。

ウリ科の植物の果実には、この清熱作用があり、インドではキュウリが盛んに食べられ、沖縄ではヘチマの実が郷土料理とされています。

台湾では冬瓜が、また中国の揚子江の中流にあり、夏むし暑い南京や漢口でスイカがよく食べられているのは、この理由からです。

皮にもこの働きがありますから、漬物などにして食べるのは良いことです。種子は強壮剤として中華料理の前菜になります。

 

 
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